婦人科外来・ピル外来
当院では、産婦人科専門医が一人ひとりに寄り添った診察を行います。診察内容といたしましては、幅広く婦人科診療にあたっており、
- 一般婦人科診察、一般不妊治療
- 低用量ピル処方(保険・自費)、緊急避難ピル(自費)、月経移動(自費)
- 子宮頸がん精密検査
- 子宮がん検診、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)
- レディースドック
を実施しております。
一般婦人科診察
女性特有の症状(月経トラブル、かゆみ・おりもの異常、不正出血、下腹部の痛み、更年期障害など)で不安に思われている方など、お気軽にご相談ください。
内診・視診、超音波検査、子宮がん検査(子宮頸部・体部の細胞診等)、細菌培養検査や性感染症検査、血液・尿検査、必要に応じ専門施設でのMRI検査のご案内を致します。
ピル処方
低用量/超低用量ピルには、避妊以外にも、生理痛、生理不順や過多月経の改善、月経前症候群やニキビに対しても効果があります。避妊の場合には自費となりますが、症状によっては保険適応にもなりますのでご相談ください。
その他、自費になりますが緊急避難ピルと月経移動用のピルにも対応しております。
自費ピルの価格一覧
- 低用量ピル1
ラベルフィーユ(トリキュラーの後発品) | 2,500円(税込)/月 |
---|---|
ファボワール(マーベロンの後発品) | 2,500円(税込)/月 |
- 緊急避難ピル
レボノルゲストレル (ノルレボの後発品) | 8,200円(税込)/回 |
---|
- 月経移動
プラノバール | 3,000円(税込)/回2 |
---|
注1. 自費の低用量ピル処方の場合は、別途診察料 (初診時 1,650円、再診時 550円)がかかります
注2. 薬剤投与が2週間を超える場合は追加料金がかかります
子宮頸がん精密検査
子宮頸がん検診にて異常を指摘された方向けに、精密検査(HPV検査やコルポスコピー検査)を行っております。
- ASC-USの方:HPV検査を行い、必要に応じてコルポスコピー検査を実施
- その他の異常の方 (LSIL, HSIL, ASC-H, SCC, AGC, AIC, Adeno Ca.):コルポスコピー検査を実施
コルポスコピー検査
コルポスコープといわれる拡大鏡を通して子宮頚部を観察し、病変の進行度を評価するものです。
多くの場合、同時に当該病変部の組織を採取(生検)します。
検査の結果、軽度~中等度異形成であれば自然治癒することも多く経過観察が一般的ですが、
高度異形成以上であれば手術が必要であり、連携医療機関にご紹介させて頂きます。
子宮頸がんの発症
子宮頸がんの多くは、HPV (ヒトパピローマウイルス) への持続感染を経て発症します
- 子宮頸がんの95%以上は、HPVの持続的な感染が原因と言われています
- 前がん病変 (異形成) となっても正常に戻る場合もありますが、一部は浸潤がんに進行
子宮がん検診と精密検査※
よくある質問
-
出血していても受診できますか?
もちろん受診可能です。
但し、子宮がん検診ご希望の方は、月経中の受診は避けていただく様お願いしております- 血が混じりますと、検査結果が不正確になる場合があります
-
子宮がん検診はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
厚生労働省の定める「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」では、20歳以上の方は、”2年に1回の細胞診” を推奨しています。
また、上記指針の2024年2月14日の改正では、30歳以上は “5年に1回のHPV検査” も選択肢になっており、各市町村単位にて今後変更になる可能性があります。
- 検査方法は精度管理の観点より、対象者個人の選択ではなく各市区町村内で一律に変更することが推奨されています。