Breast Care

乳腺外来

乳腺の診断から治療まで

乳がんから命を守るには早期に発見し早期に治療することが大切です。そして乳がんの診断には担当する医師の技量が欠かせません。 当院に在籍する医師は、日本乳癌学会認定「乳腺専門医」、日本超音波医学会認定「超音波専門医」です。乳がんの診断に精通する医師が、マンモグラフィと超音波を駆使して早期発見、そして早期治療を目指します。 

また、乳房に不安な症状がある場合、診察のご予約は1週間以内にお取りできるようにしております。 

診察当日は、症状や経過に合わせて触診、マンモグラフィ、乳房超音波といった検査を行い、その日のうちに検査結果についてご説明いたします。

より精密な検査が必要な場合、細胞診や組織生検、MRIやPET-CTといった検査も行うことがあります。 細胞診や組織生検は当院にて、MRIやPET-CTは、近隣の提携施設にて行っております。

FAQ

よくある質問

  • 高濃度乳房(デンスブレスト)とは?

    乳腺の割合が多い乳房のことです。

    乳房は主に乳腺と脂肪から構成されていますが、乳腺の割合が多い乳房の場合を「高濃度乳房(デンスブレスト)」といいます。高濃度乳房(デンスブレスト)とは、乳房内において乳腺組織の割合が多い状態を指す医学用語のことで、病気(疾患)ではありません。
    しかし高濃度乳房の方のマンモグラフィ検査では、乳がんが乳腺組織に隠れて見えにくく、確認しにくいことが多いとされています。
    このため当クリニックでは、マンモグラフィ検査のみ受診された方で高濃度乳房と判定された方においては、超音波による追加検診を受けることをお勧めいたしております。

  • 高濃度乳房と言われたら、マンモグラフィは受けなくていいですか?

    いいえ、40歳以上の方は2年に1回は受けることをお勧めいたします。

    マンモグラフィは小さな石灰化や腫瘤(しこり)を手がかりに、早期のがんや非浸潤がんを検出する検査です。石灰化とは、乳腺内にできるカルシウムの粒のことで、乳がん細胞が増殖する時にその一部が死滅してカルシウムが付着したり、がん細胞の分泌物にカルシウムが沈着したりすることで石灰化が起こります。
    超音波検査では、がんを疑う小さく淡い石灰化は見つけづらいため、高濃度乳房の方でもマンモグラフィは有効です。